クレジットカードで決済する場合、ポイントが付与されたり利用者にとっては現金よりメリットがあります。
しかし、逆に店側はクレジットカード決済では手数料を支払うことになります。
店舗側の手数料とは、リボなどの手数料ではなくクレジットカードを使うときに発生する加盟店手数料のことを言います。
クレジットカード決済の売り上げの数パーセントをカード会社に支払う料金が加盟店手数料です。
基本的に「加盟店手数料」というのは、店側が支払うものでカード利用者に手数料はありません。
(年会費は手数料ではなく、カード自体のサービスの付加価値の利用料金)
その加盟店が支払うべき数パーセントの手数料を上乗せして請求する店があります。
つまり現金で支払うより数パーセント支払う金額が高くなってしまうということです。
クレジットカードを使用したら不利ということになります。
しかし、手持ちの現金が少ない場合はカードを使いたいこともありますよね。
そもそも加盟店手数料をカード利用者が支払うのはおかしいのでは?
加盟店手数料を請求するのは規約違反になる
このようにカード利用者に対して加盟店手数料を上乗せして請求するのは規約違反です。
店側としては、数パーセントの手数料が厳しいという現状もあるのでしょう。
しかし、クレジットカードを使用できるようにしてるのならば、追うべき負担ですね。
このような手数料の請求があれば、規約違反ですと言いましょう。
カード会社に問い合わせてみるのもいいでしょう。
しかし、注意しなければならないことがあります。
海外では例外もあります。
加盟店手数料を請求することが認められている国もあります。
クレジットカードは世界で使用できますが、国によって違う場合がありますので注意しましょう。
この加盟店手数料を「サーチャージ」ともいいます。
このサーチャージの上乗せが認められている国は
・イギリス
・デンマーク
・スエーデン
・オーストラリア
・オランダ
他にもサーチャージが認められている国はあります。
海外でクレジットカードを利用するときは、注意しましょう。
現金払いを促すのも規約違反
細かい話をすると、クレジットカード払いをしようとする顧客に対して、「現金払いできませんか?」と現金払いを促すことも規約違反です。
クレジットカードを契約してなくて、使えないお店は別です。
クレジットカード払いなら、それを受け入れるのが当然です。
そのために店側は契約しているのですから。
しかし、消費税増税後のキャッシュレス優遇措置を考えると、クレジットカード払いを嫌がることはもう出来なさそうですね。
昔は多少なりとも「お釣りはいいよ」という顧客はいました。
しかし、クレジットカードや電子マネー払いならお釣りは存在しません。
もちろん加盟店手数料は会社が負担しているんでしょうが、タクシーの運転手の手取りは確実に減っているのではと思います。
まとめ
店側としては、やはり現金で支払ってもらった方がありがたいということはあるでしょう。
クレジットカードを使用すると売り上げが数パーセント減るのですから・・・
特に安売り店などでは、この数パーセントが非常に辛い場合があります。
しかし、クレジットカードを使用できない状態にしてしまえば、そのために買わないお客様もいます。
クレジットカードを導入した方が、客単価が上がるという現実もあります。
今の社会でクレジットカードの決済を導入しないというのは難しいです。
顧客からすればクレジットカードが使用できるのが当たり前の現状ですから・・・
店側の立場もわからなくなないです。
しかし、サーチャージの請求は日本では規約違反であることに間違いはありません。