近年クレジットカードや電子マネーなどキャッシュレスを利用する人は増えつつあります。
特にネットで買い物をする場合、クレジットカード支払いをする場合が多いですよね。
他にもスマホなどのアプリでの課金などなど・・・
しかし、クレジットカードの支払いの仕組みって理解してますか?
結構わかっているようで、わかっていなかったりします。
クレジットカードを利用する場合、利用方法さえわかれば、その他の仕組みは知らなくても特に問題はありません。
でも、簡単な仕組みくらいは理解しておいた方がいいでしょう。
なので、ここではクレジットカードの支払いの仕組みについて簡単に解説しますよ。
クレジットカードの仕組みについて
クレジットカードは全ての店で使用できる訳ではありません。
とはいえ最近では使用できない店というのは、ほとんどありませんね。
当然ですが、販売店はクレジットカードの決済を導入する契約をしなければなりません。
これはカードのブランド別に契約をしなければなりません。
カードのブランドとはVISAやマスターカードといったブランドです。
なので、店によってはVISAは使用できるけど、アメックスは使用できないという場合があります。
クレジットカード支払いOKの店でも全てのカードが使用できるとは限らないということですね。
クレジットカードは三者契約です。
つまり・・・・
- カード保有者
- カード発行会社
- カード支払いを導入した店舗
このような3者の契約によって成り立っています。
・VISA
・マスターカード
・アメックス
・ダイナースクラブ
このようなブランドを「国際ブランド」と言います。
また、国際ブランドが直接発行するクレジットカードをプロパーカードと言います。
クレジットカードでの支払いをした場合の流れ
お店にいってクレジットカードで買い物をしたとしましょう。
1万円の買い物をしたとします。
- レジでカードを店員に渡す
- 機械にカードを通して、サインか暗証番号を入力
- 商品を受け取る
これで代金の支払いは終了します。
店側はクレジットカード発行会社に支払いを請求します。
カード発行会社は手数料を差し引いた金額を店側に支払います。
この手数料とは加盟店手数料といいます。
加盟店手数料とはカードの支払いの数パーセントをカード発行会社に支払うものです。
そのぶん店側の利益が減るというデメリットがあります。
そして、カード利用者はカード発行会社から代金を銀行から引き落とされます。
クレジットカードの支払いは、ざっくり説明するとこのような流れになっています。
カードを利用するメリット、デメリット
店側は売り上げの数パーセントをカード発行会社に支払うわけです。
そのぶん利益が減りますね。
たかが数パーセントですが、これが積もると大きな金額になります。
特に高額商品となると数パーセントも結構な金額になる場合もあります。
これは販売店からすれば、大きなデメリットです。
しかしメリットもあります。
顧客はクレジットカード支払いの場合、高額の商品を購入する場合があるということです。
逆にクレジットカードが使用できるから、高額の商品を購入する場合があります。
特に自動で分割になるリボ払いなどがあるので、面倒なローン契約の必要をしなくてもよくなりました。
ショッピング枠内なら自動で分割にすることができるので便利です。
そのため、顧客単価が上がるというメリットがあります。
カード発行会社は加盟店手数料を支払ってもらえるというメリットがあります。
しかし、商品の代金は後払いです。
通帳の残高不足などで引き落としができない可能性もあります。
これはデメリットですね。
カード利用者は支払いが簡単になるというメリットがあります。
もちろんポイントが貯まるというメリットもありますね。
最近は特にキャッシュレスがお得に利用できます。
しかし、代金後払いなので支払いをきちんと管理しなければなりません。
後払いだからと知らず知らずに沢山買い物をしてしまうというデメリットがあります。
実際財布から現金が減らないですからね。
買いすぎるというデメリットですね。
どの視点から見ても、クレジットカードはメリット、デメリットがあります。
まとめ
このようにクレジットカードは3者の契約によって成り立っています。
説明したように、下記のようなサイクルになっていますね。
消費者がお店でクレジットカード決済
クレジットカードを読み込み支払いを請求し、支払いを完了
手数料数パーセントを引いた金額を加盟店に支払う
支払日にまとめて口座からクレジットカードの利用金額を引き落とし
簡単ですが、クレジットカードの利用者ならこのくらいの知識があれば十分でしょう。