クレヒスとはクレジットヒストリーの略です。
では、クレジットヒストリーとは・・・・?
最近は益々クレヒスについての重要性が高まっていますので、クレヒスとは一体何ってところを解説します。
クレヒスとは一体なに?
クレヒス(クレジットヒストリー)=信用情報機関です。
では、信用情報機関ってどんな機関・・?
となるとこれは個人の下記の情報の収集をして管理している機関です。
・クレジットカードの利用状況
・キャッシングの利用状況
・ローンなどの借り入れや返済状況
・様々な債務情報
この情報を加盟会員の金融会社(クレジットカードなどの発行会社やローンなどの信販会社)が共有して審査の参考とすることができます。
なので、クレジットカードやローンを新規で申し込むと、その会社はクレヒスつまり個人情報機関に申込者の情報を確認します。
それが審査には非常に重要な情報になります。
ここの登録情報が悪い(ブラック)だと審査落ちする可能性が高くなるんですね。
また、クレジットカード利用者は利用状況を毎月のようにクレヒス(個人情報機関)に登録していきます。
こうなると、私はふと・・・思うんですよね。
これって個人情報保護違反じゃないの?
勝手に登録して勝手に情報共有するとは・・・・と思いたくなりますが、全くもって個人情報保護違反とは違います。
実はクレジットカードやローンなどの申し込みの利用規約にこのように書いてあります。
「加盟する情報機関〜〜省略〜〜提携する信用情報機関に提供し利用することを承認します」
そうです。
おそらくほとんどの人がまともに読まないであろう細かい利用規約に情報共有を認めると書いてあります。
多分読んでないでしょう・・・私もほとんど読みませんが・・・
私たちはクレジットカードやローンを契約するたびに情報共有を認める規約に了承しているんです。
逆にそれが嫌だと拒否すればローンやクレジットカードの新規契約はできません。
ローンやクレジットカードを利用する場合にクレヒスは逃げられない存在なんです。
3つの信用情報機関
信用情報機関は3つあります。
・JICC
・CIC
・JBA
この3つの信用情報機関合わせて「クレヒス」と言ってもいいでしょう。
実は昔は5つの会社があったのですが、現在は3つの会社に絞られています。
それぞれの会社の特徴について解説しますね。
CIC
まず最初に当サイトのテーマクレジットカードに一番関係が深い「CIC」について解説します。
CICは「クレジット インフォメーション センター」の頭のアルファベットをとってCICです。
クレジットカード発行会社や消費者金融会社などが主な会員です。
そう登録情報件数が7億3千万件以上とかなりの情報を所有しています。
加盟店は925社あります。
(全て平成31年2月時点の情報)
また、個人でも本人の信用情報なら開示してもらい確認することが可能です。
自分のクレヒスがどうなっているのかを確認することが可能です。
また、登録された情報は一定の期間で削除されます。
その期間は延滞や債務整理の情報は登録から5年間で削除されます。
クレジットカードやローンなどの多重申し込みは半年と短い期間で削除されます。
自分のクレヒスをならCICで調べれば十分です。
JICC
JICCは日本で一番古い、歴史のある信用情報機関です。
JICC、正式には「日本信用情報機構」といいます。
このJICCの特徴は加盟店の半数以上6割強が消費者金融です。
つまりクレジットカードの信用情報を知りたい場合は主に「CIC」ですが、消費者金融の信用情報を知りたい場合は「JICC」に情報開示をしてもらいます。
JICCも本人なら個人でも情報開示を求めることが可能です。
信用情報の削除等はCICと同じです。
JBA
JBAは「全国銀行個人信用情報センター」の略です。
正式名称からもわかる通り、銀行系(農協や信用金庫、信用組合含む)が主な加盟店となっています。
情報の削除期間は基本的にCIC、JICCと同じですが、1つだけ特別な情報をJBAは所有しています。
それは、自己破産の情報です。
この自己破産の情報はJBAのみに登録されており、その登録情報は10年間消えません。
自己破産の情報だけは、通常の倍の期間削除されずに登録され続けます。
やはり自己破産したということは非常に重いということですね。
まとめ
3つある信用情報機関はそれぞれ特徴があります。
CIC・・・・・主な加盟店はクレジットカード発行楷書
JICC・・・・主な加盟店は消費者金融
JBA・・・・・主な加盟店は銀行系(ここだけ自己破産の情報を所有)
このようにクレヒスとは、これまで解説してきた信用情報機関が持っている情報のことと考えてもらっていいでしょう。
その情報がクレジットカードやローンの審査に多大なる影響があるのは言うまでもありません。
信用って本当になくすことは簡単ですが、取り戻すことは大変ですし、非常に長い期間が必要となります。
クレヒスはその個人の大きな信用ともなります。
クレヒスに悪い情報が登録されて、ブラックとならないように十分注意しましょう。