クレジットカードを調べていると・・
「プロパーカード」とか「提携カード」とかいう言葉を耳にします。

なんとなく「プロパーカード」って意味を知っていても、きちんと知っていますか?
「提携カード」は何を持って「提携カード」というのでしょうか?

知っているようで、知らない。

・プロパーカード
・提携カード

このことについて、深堀りしていきます。

プロパーカードとは?

有能な人物4人がこちらを見ている


プロパーカードって何ですの?
と聞かれたらどう答えますか?

これに答えるために・・・・
まず、クレジットカードにおける「プロパー」とは何か?を理解しましょう。

プロパーとは、国際ブランドのことです。

一般的な国際ブランド
・VISA
・マスターカード
・JCB
・アメックス
・ダイナース

このような会社をプロパーとも言います。

このような国際ブランドとも言える会社が直接発行するクレジットカードをプロパーカードと言います。

ちなみにVISA、マスターカードはカードを発行していません。
つまりVISAやマスターカードのプロパーカードは存在しないということになります。

現在日本で取得可能なプロパーカードは
・JCB
・アメックス
・ダイナース

この3つのブランドになります。

例えば、アメリカンエキスプレスカードは「プロパーカード」です。
セゾン・アメリカンエキスプレスカードは「提携カード」です。

セゾンがアメックスと提携して発行しているカードだから「提携カード」ですね。
アメリカンエキスプレスカードはどことも提携していないカードです。

提携カードとは?

握手をしている人たちのシルエット


上記でも少し触れましたが・・・
提携カードは国際ブランドと提携して発行しているカードです。

「三井住友カード」や「楽天カード」などが提携カードですね。

提携カードは・・・
VISAがVISAというブランドの使用権を付与します。
これが提携ですね

ブランドを付与された提携カードはVISAのシステムを利用しつつ、カードに独自サービスをもたせます。
このようにして、発行されたカードが提携カードですね。

クレジットカードの多くは提携カードです。

提携カードの特徴は独自のサービスがあるということですね。
国際ブランドのサービスを持ちつつ提携カードの独自性があるということです。

割引やサービスが豊富です。
そして、ポイント還元率がプロパーカードより高い傾向にあります。

一般的な使い方では提携カードの方がお得に使えるとも言えます。

また、提携カードの方が年会費が安い傾向にあります。
年会費無料なんてカードも最近では珍しくなくなってきましたからね。

しかし・・・
クレジットカードを年間数百万円〜数千万円使うという超セレブな人たちならば・・・
プロパーカードを使った方がお得な場合があります。

プロパーカードと提携カードの違いと比較

2つの人形の吹き出しにプロパーカード、提携カード


いよいよ本題です。

これまで解説してきたことで、プロパーカードと提携カードの違いはわかってもらえたかと思います。

ここでは、もっと明確にプロパーカードと提携カードの違いを解説していきます。

ステータスが違う

例えばアメックスカードを支払いに出しただけで・・
おお・・・なかなかのステータスだな。
とその人の信用にもなりえます。

これはなぜかというと審査が厳しいからです。

プロパーカードの審査に通る人間=ある程度以上の収入があり、延滞などの事故もない人・・
このようなイメージをもたれます。

もちろん提携カードでも審査はあります。
会社によって審査の厳しさはバラバラです。
厳しい審査をする会社もあれば、緩めの審査をする会社もあります。

なので、提携カードは相当有名なカードでなければ、ステータスになりにくいです。

プロパーカードはその圧倒的な認知度からステータスになりやすいです。
世界中どこにいっても通用するステータスとなりえますね。

お得なのはどっち?

ここまで、解説するとプロパーカードが良いのか?
ということになりそうですが、必ずしもそうではありません。

提携カードはそのカードの独自性があります。

例えば・・・

・ガソリン割引がある
・曜日によって割引になるサービス(イオンやUCSカード)
・特定の百貨店での買い物がお得になる(エポスカードなど)
・ネットでの買い物がお得になる(楽天カードなど)
・ポイント還元率が高く、ポイントが貯まりやすい
・映画やレストランなどの割引がある

このような特典が提携カードには豊富です。

プロパーカードはどうかというと、豊富にはありません。
ポイント還元率も高くない(0.5%など)場合が多いです。

しかし、特典の質は提携カードより高いです。

どちらの特典をより活かせるか?
これは使い方によります。

プロパーカードは高額のカード決済をしなけらば、なかなかお得にならない傾向です。

提携カードなら、少しの利用でもお得になる特典もあります。

どちらも一長一短あり、どちらがいいとも言えません。

提携カードの提携カードも存在する

巡回を図で示した資料


VISAなどの国際ブランドからブランドの使用権利を付与されて発行されたカードが提携カード。

更にその提携カードを発行しているカード会社と提携して、カードを発行しているカードがあります。

ややこしいですね。

例を出すと・・・
「アマゾンマスターカード」は三井住友カードの提携カードです。
アマゾンマスターカードなんですが、実質サービスは三井住友カードが提供しています。

その基本の三井住友カードにアマゾンの独自色を出して発行しています。

このようなカードってたくさんあります。

[aside type=”boader”]・JTB旅カード
・近畿日本ツーリストカード
・JAFカード
・ソニーカード[/aside]

上記のカードは全て三井住友カードの提携カードです。

その他にも提携カードの提携カードはたくさん存在します。

プロパーカードは日本では3社から選ばなければなりません。
しかし、提携カードなら何百種類の中から自分に合ったカードを選ぶことができます。

提携カードの魅力はそこですね。

まとめ

カードに何を求めるか?
これで選ぶカードは変わってきますね。

ステータスを求めるなら、プロパーカードですね。
もしくは銀行系カードも提携カードながら高いステータスです。

提携カードで一番ステータスが高いのは「三井住友カード」ではないでしょうか。
海外でも広く認知されています。

歴史も古く非常に使いやすいカードですね。

ただし、提携カードの中では審査はやはり厳しめです。

ポイントをお得に貯めるなら、「楽天カード」は非常にいいカードです。

でも、プロパーカードの圧倒的ステータスの質の高い特典も魅力的ですね。

さて・・
あなたはプロパーカード、提携カードどちらに魅力を感じますか?

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