クレジットカードやキャッシュカードを作る場合、必ず決めたければいけないことがあります。
「暗証番号」です。
最近は暗証番号を決めなけらばいけない場合が増えました。
例えば・・・
・サイトに利用登録をした場合
・スマホや携帯の契約時
・パソコンの設定時
・メール設定
特にネットではIDとパスワードを決めることが多くなりました。
複数のパスワードを作らざるをえない状況になることが多くなりましたね。
このような場合、面倒だからすべてを1つのパスワードに統一。
としている人もいるようです。
また、最近は減りましたが、誕生日や電話番号など安易なパスワードを設定する人もいます。
このような安易なパスワードを設定すると、セキュリティ上非常に大きな問題となることがあります。
ダメな暗証番号の付け方
では、ダメな暗証番号について解説します。
まず、基本的に昔は定番であった「誕生日」ですね。
これは完全にNGです。
例えば、クレジットカードやキャッシュカードの申し込み時に「誕生日」を暗証番号に設定します。
すると、ほとんどの場合、暗証番号を変えてくださいと連絡がきます。
もはや設定することも困難な誕生日の暗証番号です。
もし設定できたとしても、セキュリティがいいはずがありません。
誕生日でも自分の誕生日でなければいいのか?
となるとこれもダメです。
・恋人の誕生日
・子供の誕生日
・親の誕生日
・友達の誕生日
これもセキュリティを考えるとダメです。
また、記念日もダメです。
・結婚記念日
・出会った記念日
・昇格記念日
・起業記念日
・新築記念日
考えればもっとたくさんの記念日があります。
このような記念日は他人に推測されにくい・・・
と考える人もいます。
でも考えてください。
もし暗証番号が流出してしまったら、誰を疑うことになりますか?
大切な人に疑いを持たない為にも記念日を暗証番号にすべきではないですね。
こうなると日付は基本的にNGと考えていいでしょう。
ちなみに西暦もダメですよ。
1998や昭和50年なら0050、1150、5000など・・・
とにかく自分の身の回りにある番号はNGです。
・車のナンバー
・自分の電話番号
・恋人や親、知人の電話番号
・芸能人の誕生日
・住所に関する番号
こう考えると覚えやすい番号はダメダメばかりのように思えます。
でも覚えにくい暗証番号で忘れてしまうのも困ります。
では、覚えやすく、セキュリティーの高い暗証番号はどのような番号でしょうか?
おすすめの暗証番号の付け方
上記で解説したように日付や住所など自分の身の回りにある番号は基本的にダメです。
ならどのような暗証番号にするか・・・?
割とおすすめなのが名前や好きな食べ物の語呂合わせ。
例えば鶏肉が好物なら「1029」、「10」を「とう」として「29」で「にく」です。
私個人的におすすめな暗証番号の作成方法を紹介します。
スマホや携帯のテンキーを利用した暗証番号の作成です。
名付けて「テンキー変換パスワード」です。
テンキー変換パスワードのやり方
アンドロイドやガラケーのテンキーは下記画像のようになってます。
これをどのように利用するのか・・・?
例えば、好きな歴史上の人物を考えてみましょう。
もっとも人気が高い「坂本龍馬」を例にだします。
この名前「りょうま」を使用しましょう。
この「りょうま」をテンキーに変換しましょう。
まず、最初の「り」は「ら行」になります。
なので、「ら」のテンキーの数字「9」に変換します。
これを続けていきます。
「ょ」なら「や行」ですね。
スマホテンキーを見ると、「や行」は「8」ですね。
「う」なら「あ行」です。
「あ行」なら「1」
「ま」なら「ま行」です。
「ま行」なら「7」
このように変換すると・・
「りょうま」は「9817」となります。
これで、セキュリティの高いパスワードが完成します。
もしパスワードを忘れたなら、設定した名前などを思い出してください。
そして、アンドロイドやガラケーのテンキー
iPhoneならテンキーの画像を見ながら、名前を数字に変換してください。
設定した名前さえ覚えていれば、テンキーで数字に変換できるので便利です。
なおかつ他人にバレる要素はほぼありません。
もしパスワードの設定に困ったら、この「テンキー変換パスワード」を試してみてください。
複数のパスワードの運用方法
1個のパスワードを使い回すのはダメですね。
それぞれのサービスによってパスワードを設定する必要があります。
これも「テンキー変換パスワード」で忘れにくいパスワードを設定できます。
例えば、楽天のパスワード設定をする場合・・
この場合アルファベットと数字の組み合わせになります。
まず、使い回しパスワードをアルファベット決めます。
使い回しパスワードを「kureka」としましょう。
この「kureka」のパスワードにサービスの名前を「テンキー変換パスワード」で数字にして組み合わせます。
使用するサービスは楽天ですから「ら・く・て・ん」をテンキーで数字に変換します。
「ら」は「ら行」なので、テンキーで変換すると「9」
「く」は「か行」なので、テンキーで変換すると「2」
「て」は「た行」なので、テンキーで変換すると「4」
「ん」はテンキーでは「わ行」になるので「0」
これで「9240」というパスワードが完成します。
(「わ、を、ん、ー」はテンキーでは「0」です)
このアルファベットの「使い回しパスワード」と「テンキー変換パスワード」を組み合わせます。
組み合わせ方は様々です。
例えば
kureka9240
9240kureka
92kureka40
ku9240reka
kure92ka40
などです。
組み合わせ方は統一すると忘れにくいですね。
自分の独自の方法で組み合わせましょう。
さらに強固なパスワードにするために
参考までに、今回紹介した「テンキー変換パスワード」の乱数表を書いておきます。
もっと強化なパスワードにしたい場合は自分で乱数表を作成してもいいでしょう。
紹介した「テンキー変換パスワード」は規則的な「あいうえお」の順番での乱数となります。
これをシャッフルした独自の乱数表を作成すると、さらに強固なパスワードができます。
例えば下記のような乱数表です。
この乱数表も元に「りょうま」を数字にすると「9307」になります。
もっと文字をぐちゃぐちゃにした方がいいですね。
このような乱数表を作る場合は、他の人に見られないように注意しましょう。
また、紛失しないようにも注意します。
まとめ
パスワードの管理は結構大変です。
特に注意したいのが、現金を引き出せるクレジットカードやキャッシュカードですね。
また、例え家族であっても暗証番号は教えないようにしましょう。
これはセキュリティというより、何かあった時に家族を疑わないためです。
できる限り自分以外にわかりにくいパスワードを設定しましょう。