クレジットカードを使うとポイントが貯まって、現金払いよりお得です・・・
というのは一般的に言われていることですね。
もちろんほとんどの場合そうです。
が・・・・しかし。
現金払いの方がお得になる場合があるんです。
それは値引き交渉がからんでいる場合です。
値引き交渉をするなら現金払い
家電量販店や家具などで値引き交渉する人は多いですね。
量販店でなくても、引っ越しなどの費用を値引きお願いしたりなど・・・・
また、車を購入する場合は当然のように値引き交渉しますね。
値引き交渉する場面って意外と多いんです。
値引き交渉で多くの値引きを引き出す方法の1つとして現金払いにするという方法があります。
なぜクレジットカード払いでなく、現金払いにした方が値引き額が引き出せるのか・・・?
これはクレジットカードはカード会社に加盟店手数料を支払わなければならないことに関係しています。
その手数料の額は一般小売店では売り上げの3〜5%です。
単純に現金払いにするという条件ならば、3%〜5%の値引き額を引き出せる可能性は高まります。
店側からすると、単純にクレジットカードの加盟店手数料を取られても、値引きしても利益は同じですからね。
現金払いをするからと言えば、値引きしてもらいやすくなるのはそのためです。
うまく値引きを引き出すことができれば、クレジットカードのポイント還元よりお得に買うことができる場合もあります。
現金払いはクレジットカード払いよりお得でないとは一概に言えません。
ただ、そこまでの値引きが引き出せればの話ですけど・・・・
店や購入する商品などによって不可能ではありませんね。
ちなみに一般的なスーパーやコンビニでは値引き交渉はほぼ不可能です。
ディーラーはローンを組んで欲しい?
新車を買う場合は値引き交渉を当然のようにしますが、現金払いをすれば多くの値引きをしてもらえるのか・・・・?
というと実は違います。
ディーラーは基本的にローンの手数料でも儲けがあります。
ローンの手数料の一部はディーラーの利益(バックマージン)になります。
このことから、逆に一括払いにしたいと言っても、ローンを組んでくれと言われる場合もあるくらいです。
利益だけでなく他にも理由があります。
ローンだと気軽にキャンセルできません。
顧客の個人情報も入手できるというメリットもディーラーにはあります。
このように、購入する商品によっては現金払いでも値引き交渉ができない場合もあるんです。
ただ、このような車購入は特殊例と考えていいでしょう。
また、車を一括で購入する人も少数派かと思います。
まとめ
クレジットカードは使う立場では、お得になるのが基本です。
でも、値引き交渉がかかわってくると、現金払いの方がお得になる事例も出てきます。
また、政府は最近キャッシュレスを推し進めようとしていますが、中小の小売店は厳しい状況になる可能性が高いです。
微々たる利益で頑張っている中小の小売店がクレジットカードの加盟店手数料を取られるとなると、経営が厳しくなります。
新たに、クレジットカード決済を導入しようとすると、導入の初期費用なども負担になります。
キャッシュレス化が進むと中小の小売店は厳しい状況になりそうです。
そうなると景気も悪い方向に行く可能性もありますね。
様々な視点で見るとクレジットカードはメリットは大きいですが、デメリットもあるということも理解しておきましょう。
少し脱線してしまいましたね。
まとめますと、値引き交渉するなら現金払いが有利になる可能性は高いです。
でも、加盟店手数料と同等の値引き額を引き出すことは、実際容易ではありません。
うまくいけば、クレジットカード決済よりお得になりますが、そこまでの値引きを本当に引き出せるかは別問題ですね。