日本政府は近年キャッシュレスを推し進める動きがあります。
例えば、2019年10月に控えている消費税増税10%・・・・
この増税の景気対策として、クレジットカードでの支払いに対して2%のポイント還元をつけるという案が出ているようです。
現実的にこの案が通るか通らないかは別にして、日本はキャッシュレス化を進めたいようにみえます。
実際に日本は世界のキャッシュレス化に対して大きな遅れをとっています。
その焦りもあるでしょう。
クレジットカードを持っているのに使わない日本人
日本人のクレジットカード保有率は非常に高いです。
日本国民の9割近くはクレジットカードを保有していると言われています。
ネットショッピングが当たり前になった近年では特にクレジットカード保有率は上がってきています。
それでも、なぜか利用率が低いです。
ネットショッピングなどはクレジットカードを使っているけど、通常の買い物のほとんどは現金払いという人が多いと感じますが・・・
あなたはどうでしょうか?
日本はいまだに現金主義ですね。
例えば、キャッシュレス化が進んでいる中国では、ほぼ現金は使いません。
日本ではクレジットカードお断りのお店はあります。
小さな商店などはその傾向にあります。
逆にキャッシュレス化が進んでいる中国やスウェーデンでは、現金お断りの店も結構あります。
日本では信じられないでしょう。
もし日本で現金お断りなんて実店舗があれば、売り上げは確実に少ないでしょう。
現金決済に対応していないと、日本では店舗運営は無理とも言えます。
なぜ、そこまで日本人は現金払いにこだわるのでしょうか?
日本人はクレジットカード払いに不安がある?
日本人は後払い=借金というイメージが定着しています。
もちろんその考えは一概に間違いとは言えません。
それで後払いに抵抗を覚える人は多いと考えます。
また、金銭感覚がくるってしまうという不安がある人もいます。
実際スマホの有料ガチャを激レアを手に入れるために回しまくって、月に数十万円の請求が来たという事例もあります。
実際の買い物でも、クレジットカード支払いをしていたら、いつの間にか結構な無駄遣いをしていたという場合もあります。
こういったデメリットの要素に不安があり、クレジットカードを使うことを躊躇してしまうこともあるでしょう。
セキュリティの不安もありますよね。
日本の国民性もあり、キャッシュレス化はなかなか進まないのが現状ではないでしょうか。
東京オリンピック前には日本をキャッシュレス化したい?
日本人が現金払いの方が安心なら無理にキャッシュレス化を進めなくてもいいのでは・・・?
と思うかもしれません。
でも2020年には東京オリンピックがあります。
それまでには、キャッシュレス化をしたいという政治家の考えもあるでしょう。
世界のスタンダードはキャッシュレスになりつつあります。
キャッシュレスでいつまでも世界に遅れをとっているわけにはいかないのです。
まとめ
最近私が思うことは、日本の常識は国際社会の常識ではないことがあります。
キャッシュレスはまさにそれですね。
でもキャッシュレスより現金払いの方がメリットがある場合もあります。
例えば、キャッシュレスはどこで何を買ったという記録が残ります。
プライバシーが保てない可能性は高いです。
また、キャッシュレス化にはスマホがかかせません。
スマホがないと何もできないということになりかねません。
このようにキャッシュレス化はいいことばかりではないですね。
それでも、日本は世界のスタンダードとなりつつあるキャッシュレス化に大きく後れを取っているのは事実です。
それを受け止め、真剣に議論することも必要ではないでしょうか。