最近持つ人が増えてきたデビットカードです。

このデビットカードのメリットは

・クレジットカードと同じように使用できる
・口座残高以上に使用できない(使いすぎ防止)
・即引き落としされる
・審査がない(15歳以上なら誰でも持てる)

クレジットカードの審査が通らないような人はクレジットカードの代わりにデビットカードを作る人も多いです。

そのような便利なデビットカードですが、使用には注意すべきところがあります。
関連記事・・・デビットカードとは?

盗難や不正利用のリスク

盗難や不正使用されるリスクはデビットカードに限った話ではありません。
クレジットカードでもそのリスクは当然あります。

しかし、保証内容がことなります。
例えばクレジットカードの場合多くは盗難された場合・・・
届け出をすれば、不正利用された金額は無効となり返金されます。

デビットカードの場合は発行会社によってことなります。
デビットカードは一般的に限度額が100万円までになっています。
三菱東京UFJ銀行が発行するデビットカードも同様に100万円までの保証です。

だいたいデビットカードの保障限度額は100万円と考えていいでしょう。
クレジットカードは基本的に無制限です。

デビットカードは口座残高によって使用限度額がかわります。
つまり口座に1000万円入っていたら、利用限度額は1000万円です。

もし、1000万円不正利用された場合・・・
保障される金額は100万円です。
残り900万円は諦めるしかないです。

対策するにはデビットカード用の別通帳を作って100万円以上入れないことです。
面倒・・・・・かもしれませんね。
それならばクレジットカードを使用した方がマシ・・・ということになるかもしれません。

上記事例は
・三菱東京UFJ銀行のVISAデビットカード
の事例です。
ジャパンネット銀行が発行するVISAデビットカードは年間500万円までが保障対象です。
デビットカード発行会社によって保障内容は大きくことなる場合があります。

デビットカードの保障が適用されない事例とは

デビットカードの保障が適用されない事例も存在します。

保障が適用されるには、警察への届け出とカード発行会社への連絡が必須です。
これを怠ると保障されませんので、注意が必要です。

ちなみに多くのカード発行会社が、
「盗難の通知があった日から30日前、60日後までを保障」としています。
下記の事例は保障されません。

・暗証番号の漏洩によって不正利用された場合
・家族が不正利用した場合
・故意的に不正利用を促した場合

例外として暗証番号の漏洩がカード発行会社によるものなら保障されます。

やはりデビットカードを使用する場合の暗証番号の管理は重要です。
もちろんクレジットカードやキャッシュカードも同様です。
安易にわかりやすい暗証番号はやめた方がいいですね。

被害の拡大を防ぐ方法

盗難や不正利用の被害は最小限に抑えたいものです。
なので、大切になってくるのはカードの管理ですね。

デビットカードは使用したら、メールが届くようになっています。
そのようなメールはきちんと確認することが重要です。

身に覚えのない利用履歴があったら、即問い合わせをしましょう。
必要があるなら警察にも届け出をしましょう。
素早い対応が重要です。

また、VISAデビットカードは1日の利用金額の上限を決めることができます。
これを利用することによって、不正利用の拡大を防止することができます。

まとめ

デビットカードのリスクについて解説しました。

デビットカードの問題は保障限度額が設定されていることです。
クレジットカードはそのようなことがありません。

なので、通帳残高が多い場合(100万円より多額の残高)はデビットカードは使用しない方がいいでしょう。
わざわざそこまでリスクをおかしてまで、デビットカードを利用するメリットがありません。

管理をしなければいけないのはデビットカードでもクレジットカードでも同じです。
ならば、クレジットカードを使用した方がいいですね。

ただ、ブラックになっていて、クレジットカードが作れない場合は、デビットカードは便利なものです。

デビットカードのリスクとメリットを考えて、使用しましょう。

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