海外旅行損害保険の賠償責任とは

前回、前々回と続けて、クレジットカードの海外旅行損害保険の記事を書きました。
今回も海外旅行損害保険の内容です。

今回解説するのは賠償責任です。
賠償ですから、何かを弁償する場合の保険になります。

これも海外旅行では、入っておきたい保険の１つですね。

賠償責任保険とは

例えば、渡航先で偶発的に事故等で他人に怪我をさせてしまった。
または、他人の持ち物やホテルの設備などを壊してしまったなど・・・

人や物に損害を与えてしまって賠償責任が発生した場合の損害賠償金を保険金で支払う保険です。
基本的に示談では出ないので注意しましょう。
渡航先の法律上で賠償責任が発生した場合に保険金が支払われます。

当然ですが、本人の持ち物や同行している親族の持ち物には支払われません。
そのような場合は別の保険「携行品損害」という保険で支払われます。

故意に怪我をさせた、物を壊した場合や心神喪失の場合なども支払われません。

あくまでも、法律上での損害賠償なので注意しましょう。

クレジットカード付帯の賠償責任保険の上限額とは

気になるのは上限額ですよね。
いくら保険が出たとしても、少ない金額では全てまかなえません。

代表的な人気のあるクレジットカードの賠償責任の上限額は・・・・

・楽天カード → 2000万円
・エポスカード → 2000万円
・三井住友クラシックAカード → 2500万円
全て1事故あたりの上限

概ね2000万円くらいの上限金額ですね。

これがゴールドカードになると更に手厚くなります。

・楽天プレミアムカード → 3000万円
・エポスゴールドカード → 2000万円（エポスカードと同じ）
・三井住友ゴールドカード → 5000万円
全て1事故あたりの上限

注目すべきは三井住友ゴールドカード。
やはり銀行系クレジットカードの代表格のゴールドカードですね。
シルバーカードの2倍です。

海外旅行にたまに行くよという人はゴールドカードを持った方が、より手厚い海外保険が期待できます。
（保険についてはクレジットカードの発行会社によって違いますので、確認が必要です）

まとめ

クレジットカードの付帯保険もどのような補償内容かを確認して上手く利用していけばお得です。
更に海外旅行で困った場合に日本語アシストサービスなどが付帯していると更に便利です。

あまり注目されることのない、クレジットカードの付帯保険ですが、ないとあるのとでは大きな違いになります。

せっかく保険が付帯しているクレジットカードを持っているのなら、保険も活用していきましょう。

ただ、そのクレジットカードの保険が自動付帯か利用付帯かは確認しましょう。

また、手持ちのクレジットカードの保険の上限金額や補償内容も確認しておきましょう。

いざという時に使う保険ですので、内容把握は大切ですよ。