電子マネーは近年急速に普及してきました。
非常に便利ですし、ポイントも貯まるのでお得に買い物ができます。
決済もかざすだけですので、非常に早いです。
そんな電子マネーには様々な種類があります。
もちろん使う上でメリットもあれば、デメリットもあります。
ここでは、そんな電子マネーについて解説していきます。
プリペイド型が圧倒的に多い日本の電子マネー
![一万円札を差し出す手](https://i0.wp.com/creditcard-sikumi.com/wp-content/uploads/2017/09/cre170928-05.jpg?resize=650%2C350&ssl=1)
電子マネーには大きく分けて2種類あります。
・プリペイド型
・ポストペイ型
プリペイド型はチャージして使う、前払い型の電子マネーです。
一方ポストペイ型はクレジットカードに電子マネーの機能がついたカードです。
基本的にチャージをしない後払い型の電子マネーですね。
日本は圧倒的にプリペイド型の電子マネーが多いです。
主なプリペイド型電子マネー
・Suica
・WAON
・楽天Edy
・nanaco
・au WALLET
・PASMO
まだまだ沢山ありますが、主要な電子マネーは上記ですね。
では、ポストペイ型はどうでしょうか・・
クレジット機能つきの電子マネー
・QUICPay
・Visa payWave(ビザ ペイウェーブ)
・PiTaPa
そして、プリペイド型にもポストペイ型にも対応している「iD」があります。
日本で使われる、ポストペイ型の電子マネーは上記4つくらいですね。
世界で使えるVisa payWave(ビザ ペイウェーブ)はまだ日本での認知度は低いですね。
でも、これからはVisa payWaveが電子マネーの主流になるかもしれません。
流通系と交通系に分けられる電子マネー
![電車の改札](https://i0.wp.com/creditcard-sikumi.com/wp-content/uploads/2017/09/cre170928-06.jpg?resize=650%2C350&ssl=1)
更に電子マネーは流通系と交通系の2種類に分類することができます。
交通系は非常に種類が多いです。
主にICカードと呼ばれる、電車の改札などの支払いに使うカードも電子マネーの仲間です。
ローカルなものから、Suicaのような有名なものまであります。
交通系でポストペイ型はおそらく「PiTaPa」のみだと思われます。
そして交通系の電子マネーは今の所海外利用ができません。
日本でしか利用できないんですね。
流通系のポストペイ型の電子マネーは海外利用できるものが多いです。
iDはマスターカードのコンタクトレス加盟店で使えます。
Visa payWaveももちろんVISAの電子マネーなので世界に加盟店があります。
QUICPayについては、JCBが運営する電子マネーですが、海外では使えません。
このように電子マネーには様々な特徴があります。
電子マネーのデメリット
![バツの札を出している女性](https://i0.wp.com/creditcard-sikumi.com/wp-content/uploads/2017/09/cre170928-08.jpg?resize=650%2C350&ssl=1)
日本は携帯電話がガラパゴス化していると昔は言われましたね。
今はスマホが普及して、そんなことありませんが・・・
日本の電子マネーはガラパゴス化しているのではないでしょうか。
だって海外で使えない電子マネーが非常に多いですね。
その海外で使えないところは大きなデメリットになります。
電子マネーがあってもクレジットカードは必要ということですね。
また、海外で使える前払い型のプリペイドカードは沢山あります。
有名なところで言えば、「マネパ」や「GAICA」などです。
海外で使うなら、電子マネーより海外プリペイドカードが圧倒的に便利です。
チャージが煩わしいということもあります。
オートチャージという方法もありますが、設定がわかりにくかったりします。
使いすぎ防止という点ではメリットでもありますが・・・・
電子マネーは使うとポイントが貯まるのですが、還元率は高くないです。
クレジットカードの還元率には及ばない場合が多いです。
ポイントプログラムの中途半端さは電子マネーのデメリットですね。
電子マネーのメリット
![笑顔でマルの札を上げる女性](https://i0.wp.com/creditcard-sikumi.com/wp-content/uploads/2017/09/cre170928-09.jpg?resize=650%2C350&ssl=1)
いよいよメリットをお伝えします。
メリットは沢山あるんですね。
支払いがスムーズで早いのは一番大きなメリットでしょう。
かざすだけで決済できるので、小銭を探す手間や時間が必要ありません。
また、交通系電子マネーでは切符を買う手間がないですね。
だいたいの金額さえわかれば、多めにチャージしておけば運賃を調べる必要もありません。
改札にタッチするだけで、乗り降りできるのは便利です。
かざすだけというのが、電子マネーの最大のメリットですね。
デメリットでポイント還元率が低いと解説しました。
確かに低いのですが、工夫すればポイントの2重取りが可能です。
ポイント2重取りの1例
・チャージでポイントが貯まるクレジットカードで電子マネーにチャージ
・これでクレジットカードにポイントがつくます(約0.5%の還元率)
・そのチャージした電子マネーで買い物をすると、そこでまたポイントが貯まります。
・これだけで、ポイントの2重取り完了です
これに加えて更に、その店の独自のポイントカードを使えば、ポイント3重取りも可能です。
工夫次第では、ポイントをしっかり貯めることも可能です。
ただし、高還元率のクレジットカードにはやはり及ばないですね。
電子マネーはアプリが使いやすいというメリットがあります。
アプリを使えば簡単にポイントや残高を確認することができます。
オートチャージの設定ができたりもします。
今はまだ、クレジットカードのアプリより使いやすいのが電子マネーのアプリの特徴ですね。
まとめ
日本の電子マネーは世界基準に対応できてないのが現状です。
最近ようやく世界基準のVisa payWaveを採用するクレジットカードが増えました。
これからは、日本でしか使えない電子マネーよりも、世界で使える電子マネーが主流となるのではないでしょうか。