学生にとってローンはあまり縁のないもののように思えます。
そもそも学生は収入があっても、バイトなどのため審査に通らないことが多いですね。

しかし、学生や未成年を対象として、「学生ローン」があり、学生でも借り入れ可能です。
親の承諾や保証人が不要なことも多いです。

もちろん高額(50万円以上)は難しいですが、10万円から20万円くらいなら大丈夫な場合が多いですね。

使い道は教材の購入やパソコンや原付などの購入、運転免許の取得のための費用などでも審査通過可能です。
(必ず審査通過可能ではなく、審査通過できるであろう利用目的)

健全な目的で計画的な利用であれば、学生ローンも便利で役立つものです。
そうでないと、学生でありながら借金地獄になりかねません。

実は近年学生ローンで借金地獄となる学生が増加しています。
なぜなんでしょうか・・・

学生ローンで問題となるマルチ商法

今も昔も学生ローンで問題となるのは「マルチ商法」です。

マルチ商法とは
マルチ商法の会社の加盟者が別の誰かを誘い加盟社となってもらいます。
そうすると、その加盟者が購入した商品から、ロイヤリティをもらうことができます。
このように自分の配下に加盟者を増やせば増やすほど、自動的に収入が増えていくシステムです。
加盟者は主に働かないで膨大な不労所得を得て、セレブな生活をすることを期待して加盟者になります。
しかし、成功する人はごくごく少数で、収入より支出(マルチの商品購入)が金額が上回る赤字の状態がほとんどのようです。

マルチ商法については、これ以上詳しくは書きませんが、社会経験の乏しい学生がターゲットになりやすいので注意が必要です。
そもそも借金してまで日用品やサプリメントを買うのはおかしいですよね。

利用目的をマルチ商品の購入とした場合、学生ローンは基本的に審査に通りません。
それでも、利用目的を偽ってでも、学生ローンで借金してマルチ商品を購入させたりします。

明らかにおかしいですが、それでも被害に会う人が多いです。
特に最近はSNSなどの勧誘により、被害に会う人がなかなか減らないようですね。

注意しましょう。

投資をするために学生ローンを組んで借金地獄

これも学生ローンで多額の借金をしてしまう事例の1つです。

・仮想通貨投資
・先物取引
・自己投資(自己啓発セミナー)

などなど・・・

先物取引や仮想通貨が悪い訳ではありません。
学生ローンを組んでやるものではない・・・
そもそも審査通らない可能性大です。

ここでもやはり利用目的を偽ってでも・・・・という時点でダメです。

近年仮想通貨などで、億単位の利益を出した人や芸能人などの話が多く聞かれます。
SNSなどでも盛んにそういった話題があります。

よし・・じゃー私も投資で億単位の利益を出そう。
このように考えて、結局借金だけ残ってしまったなんて話は珍しくありません。

成功した話は大きく取り上げられますが、失敗した話はあまり取り上げられませんね。
でも、膨大な借金が残っただけという人も多いです。

甘い誘いや甘い話には十分注意しましょう。

まとめ

学生時にギャンブルにはまってしまい、学生ローンで多額の借金なんて場合もあります。

自分の返済能力がどれくらいかを把握してローンは借りましょう。
特に学生は収入が少なく不安定であることが多いです。

余裕を持った返済計画を立てて、学生ローンを利用しましょう。

投資やマルチのビジネスで利益が出れば、すぐに借金が返せるから大丈夫という気持ちはダメですよ。
どんな方法でも利益を出すのは簡単じゃありません。

たまたまその時運が良く利益が出た場合もありますので・・・・

学生ローンがダメということではありません。
余裕を持った返済計画を持てば、場合によっては利用価値がありますよ。