「もう使わないな」と思ったクレジットカードは解約した方がスッキリしますね。
無駄なカードを持つこと、それ自体がデメリットである場合が多いです。
しかし、解約する場合に、注意すべきことがあります。
解約した後、「しまった」と思わないように解約時の注意点をまとめました。
記事の目次
解約前の確認事項と注意事項について
クレジットカードを解約する場合に、下記の5つの注意点があります。
- カードを1度に数枚解約するのは避ける
- リボ払いなどの未払い残高が多額の場合は返済を完了させる
- 家族カードを利用している場合は家族カードも自動で解約になる
- 貯めたポイントも失効するので、ポイントを使い切る
- ETCカードも使えなくなる
それぞれの注意点や確認事項について、解説します。
解約する前に確認すべきこと
解約はさらっと簡単にできます。
しかし、その前に確認すべきことがあります。
- 何枚解約するのか?
- リボ払いなどの未払い残高の確認
- ポイントの確認
- 家族カードは使用しているか?
- 解約手数料の確認
- 本当にもう使用しないのか?
- 紐づいているETCカードはないか?
これくらいは確認しましょう。
カードを1度に数枚解約するのは避ける
1か月の内にクレジットカード、複数枚を解約する。
このようなことは避けた方がいいでしょう。
例えば、期間限定で新規入会特典が、豪華になっている場合があります。
新規入会の特典を取得するために、数枚のカードを契約。
そして、数枚を一気に解約。
このようなことをしたいと思われるかもしれません。
しかし、この数枚を一気に解約はクレヒス上問題があります。
この事例で発生する問題は、クレヒスの問題です。
個人信用機関の履歴です。
このクレヒスの履歴に短期間にカード数枚を解約した履歴が残ります。
ローンやクレジットカードを新規で組む場合、これがマイナスに働きます。
つまり、最悪の場合ローンやカードが作れないという事態になります。
特に住宅ローンを組む場合は要注意です。
住宅ローンは高額のため、審査は慎重に厳しくおこなわれます。
なぜカードをまとめて解約しなければならなかったのか・・・?
と疑念を持たれます。
これは大きなマイナスです。
このことから、カードの解約を複数枚する場合は、半年以上期間をあけて解約することをおすすめします。
リボ払いなどの未払い残高が多額の場合
リボ払いは便利です。
しかし、何気に使っていると、リボ払いの未払い残高が増えてしまっていることがあります。
このような事態になる人が近年増えているようです。
このような場合、解約をしてしまうと、解約後に一気に請求がきます。
もちろんキャッシングをしている場合も同様です。
高額な請求がきて払えないという事態にもなりかねません。
支払えないと、ブラックリストに載ってしまう可能性が高くなります。
解約前の未払い残高の確認は必須です。
必ず確認しましょう。
家族カードやETCカードを利用している場合は要注意
解約しようとしているクレジットカードの家族カードを契約している。
このような場合は要注意です。
カードを解約すると、家族カードも同時に解約の対象になります。
解約するカードに紐付けされたカードは使用できなくなります。
例えばETCカードや電子マネーなどです。
なので解約する場合は家族カードやETCカードを確認しましょう。
契約している場合はそれらも使えなくなることを認識しておきましょう。
解約したカードと紐づいているETCカードを車にさしっぱなし・・
その状態で高速に入るとETCが反応しません。
当たり前ですが、注意しましょう。
その他に確認すべきこと
カードを解約する場合、ポイントも同時に消失します。
長くカードを使用している場合は、沢山ポイントが貯まっていることもあります。
捨てるのは、もったいないのです。
解約する前にはポイントを使ってからにしましょう。
解約手数料は基本的にありません。
しかし、新規で契約して短期間で解約する場合に、解約手数料を取られる場合もあります。
これは新規契約の特典目当ての契約を防ぐためです。
ただし、解約手数料が発生する場合は、解約の電話で教えてくれます。
勝手に手数料が引き落とされることはありません。
そこは安心していいでしょう。
解約する場合は本当に使用しないのか、もう一度確認しましょう。
海外旅行に行く予定がある場合は、解約は待った方がいい場合もあります。
クレジットカードは海外旅行で役立ちますからね。
また、利用履歴が長いクレジットカードを保有していると審査で有利になることがあります。
なので、保有歴の長いカードはとりあえず所有しておくという手もあります。
クレジットカードの解約方法
最後にざっくり、クレジットカードの解約方法を解説します。
カードの解約は非常に簡単です。
カード裏面にあるデスクの電話番号に電話します。
そこで、「解約します」と伝えます。
本人確認ができれば、その場で解約です。
ほとんどの場合、引き止めもありません。
ただ、解約の理由は聞かれると思います。
この場合、特に詳しく答える必要はありません。
「使わなくなったから」で大丈夫です。
電話って混雑しているときは待たされるし、曜日や時間も限定されていることがほとんど。
フリーダイヤルでない場合もあります。
契約は簡単でも、解約はちょっと面倒ということになってる場合が多いです。
解約する顧客に冷たいですよね。
まとめ
クレジットカードを解約する場合・・・
一番注意すべき点は、未払い残高です。
実はこれで、失敗する事例は多いです。
リボ払いをしている人が増えたのが要因ですね。
また、短期間に解約も避けましょう。
クレヒスにマイナスの要因がつく可能性があります。
ただし、カードを解約しただけではクレヒスに影響はありません。
- 短期での解約
- 数枚のカードを一気に解約
このようなことをしなければ、基本的に大丈夫です。
クレジットカードの解約を恐れる必要はありません。
不要なカードは解約しましょう。
そして、解約した場合はカードをハサミなどできちんと切って処分しましょう。