JCBが発行するクレジットカードは「JCBオリジナルシリーズ」というラインナップになっています。
JCBという国際ブランドが直接発行するクレジットカードなので「プロパーカード」と呼ばれます。
プロパーカードはステータスが高く、特典も充実しています。
ただし、弱点はポイント還元率が低い傾向にあります。
ステータスの高いクレジットカードはどれもポイント還元率は低めです。
JCBオリジナルシリーズも例外ではなく、通常のポイント還元率は0.5%と低い還元率となっています。
そんなJCBオリジナルシリーズですが、高還元率のカードが2017年に登場しています。
それが「JCB CARD W」です。
記事の目次
JCB CARD Wを紹介
プロパーカードでありながら、高還元率。
流石にプロパーカードの中では一番と言えるくらい還元率が高いと思われます。
(リボ払い専用カード除く)
ただ、高還元率でも維持費が高ければ意味が半減しますよね。
「JCB CARD W」の維持費、つまり年会費は無料です。
これまた、プロパーカードでは珍しい年会費無料です。
ただし、入会に一定の条件があります。
それは年齢制限です。
39歳以下しか申し込めません。
学生カードや20歳限定などは聞きますが、「JCB CARD W」は39歳以下限定と珍しい年齢制限です。
更に珍しいことに、このカードは入会後39歳を過ぎて、次の更新が来ても「JCB CARD W」を更新可能です。
通常年齢制限のあるクレジットカードは、制限を超えた年齢になった後に次のカード更新になった場合はアップグレードになるのが普通です。
しかし、このJCB CARD Wはその自動アップグレードがありません。
つまり、39歳までにJCB CARD Wを契約してしまえば、その後40歳になっても50歳、60歳以上になっても使い続けることが可能です。
途中で解約しないことが条件ですが・・・
年会費無料でポイント還元率が高い・・・
そんな一見するとデメリットなどないように思えますが、デメリットはあります。
JCB CARD Wのデメリットとは?
まず、場合によっては最大のデメリットになる可能性のある項目について説明します。
それは国際ブランドが「JCB」であることです。
JCBのプロパーカードなので、国際ブランドがJCBなのは当たり前ですが、これがデメリットにもなります。
国内に強く、海外に弱いJCB
海外の加盟店はVISAやマスターカードに比べて、まだまだ少ない。
日本国内ではほぼ問題になりませんが、海外に行くと「JCB」はまだまだ加盟店が少ないです。
ただ、JCBはアメックスと提携していて、アメックスが使えるなら「JCB」も使えます。
店の人がそれを認識していなくて、アメックスは使えるけど、JCBは使えないなんて言われることもあります。
アメックスが使えれば、使えるんですと伝えなきゃいけない場合もあります。
ちょっと面倒ですね。
それでも、シェア1位のVISAには勝てません。
逆に日本国内だけで言えば、JCBは加盟店数は1位です。
なので、日本国内で使うには、全く問題なく逆に便利とも言えますね。
しかもApple Pay使えます。
関連記事なぜか国内の保険が弱い
クレジットカードには定番の保険「ショッピング保険」ですが・・・
「JCB CARD W」にはなぜか、国内のショッピング保険が付帯していません。
海外のショッピング保険は最高100万円付帯しています。
国内メインで使いたい「JCB」の国内ショッピング保険が付帯していないのは、ちょっと残念です。
また、クレジットカード付帯の保険で重視したいのが、旅行損害保険です。
これが、国内は付帯していませんが・・・
海外旅行損害保険は、最高2000万円の保障があります。
ただし、利用付帯であるのはデメリットですね。
ポイント付与の単位が1000円から
「JCB CARD W」はポイント還元率が高いのが売りです。
ですが、ポイント付与は1000円単位からです。
999円ではポイントがつかないシステムですね。
もう少し少額からでもポイントを付与してもいいと思いますが・・・・これは少し残念なデメリットですね。
年間の利用金額に応じたボーナスポイントがない
他のクレジットカードでも定番の年間の利用実績に応じたボーナスポイント。
当然JCBオリジナルシリーズでもボーナスポイントのシステムはあります。
JCBスターメンバースというシステムで、1年の期間内に決済した金額に応じで、ポイント還元率が10%〜25%アップします。
(JCBザ・クラスやJCBゴールド ザ・プレミアなどは最大70%アップ)
また、利用金額に応じて、キャンペーンの応募口数がアップします。
より多くの口数を使うことにより当選率は確率的にアップしますね。
このようなJCBスターメンバースが「JCB CARD W」は対象外です。
これはデメリットですが、「JCB CARD W」なら通常の還元率が1%と高還元率なので、なくてもあまり問題にはなりにくいです。
ただ、キャンペーンの応募口数がチャンスアップにならないのはデメリットですね。
まとめ
ポイント還元率が高い「JCB CARD W」のデメリットを紹介しました。
ただ、注意してほしいのはクレジットカードにデメリットはあって当然です。
デメリットが存在していないクレジットカードはありません。
では、「JCB CARD W」はデメリットばかりか・・・?
というと違います。
ポイント還元率で大きなメリットがあります。
詳しくは当サイトの記事を参照してください。